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バンドの想い出 ~青春篇~

執筆者の写真: EN-LAB.EN-LAB.

更新日:2021年12月7日

EN-LAB.の堀です。


寒くなってきたせいで毎日が憂鬱になるかと思いきや、自分でも知らぬ間に冬を愛せる境地を切り開いていた様で、季節の移り変わりに対して情緒と風情を感じながら過ごしています。


そんな悟りを開く年齢に達した堀に、あるスタッフが「一緒にバンドをやりましょう」と誘ってくれました。

その誘いが本気かどうかわかりませんが、もし時間が作れそうならやってみようかなとか考えている自分に自分で驚いています。


脳内で「EN-LAB.の存続を賭けて色々と動いている今バンドなんかやってる暇ねえよ!!」と大人モードの堀が言ってきますが、子供モードの堀は虎視眈々とバンドをやる機会を狙ってテンションが上がってきているようなので、やっぱり自分はバンドが好きなんだなと改めて感じます。


しかし、バンドっていいですよね。

バンドをやったことある者にしかわからん独特のバンドマンの世界。


私は青春時代の全てをバンドに捧げました。


日々、夜が明けるまでバンドの研究を続け学校の授業をさぼりすぎたせいで、18歳の2月、高校卒業を間近に控えた堀は忌まわしき教師達から補修だらけの日々を強いられながらもなんとか"高卒"の称号を手にし、その直後バンドメンバーを探すため実家を離れ、フリーターミュージシャンとしての極貧一人暮らしを始めました。


当時、YOSHIKI、椎野恭一、テリー・ボジオから強烈な刺激を受けドラマーの道を歩んでいた堀でしたが、様々な事情でギタリストへと転向し、約2年間、当時の師匠の元でギター修行をしたのち、まずは音楽仲間を作ろうという思いで最初に組んだのが「THE YELLOW MONKEY」のコピバンでした。


その時のメンバーは・・・


Vo. こういち

日雇いバイト先で知り合ったグラムロッカー。現在、カリスマモデラ―として活躍中で今でも数少ない友達の一人です。


Gt. 堀

私です。一応リーダーでした笑。


Ba. あきら


音楽雑誌「BANDやろうぜ!」に掲載してもらったメンバー募集をみて応募してきた男。のちに堀が人生をかけて挑むオリジナルバンドのメンバーになります。


Dr. まりちゃん

ROCKが好きで、ちっちゃくてアクティブな女子大生。のちに日本を離れパリへ移住します。


Key. きじまちゃん

清純派に見えて何処か影のある謎の女子高生。現在どうされているか知りませんが素敵な人だったので幸せに過ごされているはずです。


このメンバーで最初にライブ出演を果たしたのが、当時、祇園にあった伝説のライブハウスWHOOPEE'Sでした。


この日の事は今でも憶えています。


ステージ上でのギタリストとしての立ち位置に妙な快感を覚えたこと。


フロアには沢山の人がいて、予想外の歓声を受けて有頂天になり、ライブ後半の集中力を切らしたこと。


ライブの打ち上げ後、気が付いたら自宅のベッドの上にいて、横で知らない人(男です!)が寝ていて寝ぼけてそいつの顔を踏んづけてトイレに行った事。

のちにそいつと対バンした事。


あの時は「バンドのライブっていいな」と心から思いました。


目の前のバンド生活に必死で、その日暮らしを極めていた日々。

スタジオ練習後には木屋町で朝まで飲んでバカ騒ぎして。


バカはバカなりに夢を語り、人生設計をバンド路線だけで固め、寝ても覚めてもバンドの事だけを考え、貧乏だったけどバンドの他には何もいらなかったあの頃がすごく愛おしく尊く思えます。


そんなわけで、バンドに捧げた青春時代の亡霊が「バンドマンを無条件に愛しろ!」という呪いをかけてくるので、堀はこの先、一生バンドマンを応援し続けます。

現役バンドマンと一緒に熱い夢をみれたら最高ですね!


酒を飲みながらこのブログを書いていたら、知らぬ間にビール4本とワインのフルボトル1本を空けてしまいました。


なんか幸せな気分になれました。


また機会があれば堀の若いころのバンド生活の続編を書きたいです。


☆京都のライブハウスEN-LAB.スタッフブログ☆







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