新年あけましておめでとうございます。
EN-LAB.の堀です。
2021年も引き続きEN-LAB.をどうぞよろしくお願いいたします。
昨年、急展開でOPENが決まり、その直後にコロナの猛威により地獄の様な春夏を過ごしてきたEN-LAB.ですが、皆様のご支援とスタッフおよび関係者の尽力で何とか新年を迎えることができました。
しかしながら、今年もEN-LAB.を含む全てのライブハウスに安息の時はないでしょうし、戦いの年になることは間違いありません。
OPEN当初、EN-LAB.にはふたつの目標がありました。
そのひとつは「音楽を通じた世代間交流」です。
数年前、私が愛してやまない街ロンドンの"100クラブ"というライブハウスに行った時、10~20代くらいの名もなきパンクロックバンド達が激しいライブを繰り広げていました。
ステージ前のフロアには過激で元気な若者たちが陣取り大いに盛り上がっていたのですが、意外なことにステージサイドにあるテーブル席には中年からご老人まで様々な世代の方がお酒を飲みながらライブを暖かく見守っておられました。
かつてこの"100クラブ"で、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、スージー・アンド・ザ・バンシーズ、ザ・ダムドが出演した歴史的なイベントがあったらしいのですが、その瞬間を目の当たりにした世代の方々が、こうして今もそのライブハウスに通っておられるのかと思うと、音楽が紡ぐ世代を超えた絆に胸が熱くなるものがありました。
日本では若者と大人が共存するライブハウスはあまり見たことがありません。
EN-LAB.はそういうハコにしたいと今も挑戦を続けています。
もうひとつは「音楽を通じた国際交流」です。
1年前の京都はアジア系と欧米人を筆頭に中東系(ヒジャブを纏った女性)やアフリカ系の方々も日常的に街に溢れ「ここはどこの国ですか」という状況でした。
当時の私は仕事柄スーツを着て外出することが多く「ビジネスマン=英語を喋れる」と勘違いされるのか頻繁に道行く外国人から英語で道を聞かれ、Google翻訳が大活躍する毎日でした。
特にEN-LAB.のある祇園は日本人より圧倒的に外国人の方が多く「この人達が来てくれるライブハウスにできたらどんなに楽しいだろう」とライブやパーティーを楽しむ術に長けた人が多い外国人との交流を想像し胸を躍らせていました。
この目標も決して諦めてはおらず、そう遠くない未来で必ず成し遂げるつもりです。
どちらの目標にも共通して言えるのは「EN-LAB.自体が色んなお客さんを呼べるハコにしたい」というところです。
高いノルマを課して集客の責任を出演者だけに押し付けるスタイルからの脱却と、本当の意味で盛り上がれるライブパーティー空間を創ることがテーマとなります。
今のEN-LAB.は、少しずつではありますがライブ出演を希望してくださる方が増えてきており、また若いスタッフ達が自主的にEN-LAB.を盛り上げようと様々な活動を始めてくれています。
2021年はもっともっと多くの人にEN-LAB.に来ていただけるように、そして、来てくださった皆様に満足していただけるように更なる進化を続けていきます。
☆京都のライブハウスEN-LAB.スタッフブログ☆
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