新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
EN-LAB.の堀です。
「2022年は何かひとつテーマを持ってEN-LAB.の運営をやってみよう」と昨年の暮れにふと思いたち、深く考えもしないまま自然と出てきたワードが「一座建立」でした。
茶道でいうところの一座建立とは、簡単にいうと"主人と客が心地よい一体感"を作るということで、おもてなしの精神がないと成立しない非常に奥深い世界です。
私は幼いころから戦国時代、なかでも安土桃山時代が特に好きで、信長・秀吉・千利休・古田織部といった茶道の怪物や名物茶器のエピソード、あんなデッドオアアライブな時代に大名から百姓まで茶道が大ブームという状況がおかしくてたまらないのです。
ライブハウスにもそんな戦国茶道の要素がたっぷり詰まっていると私は考えます。
そして、そこには一座建立の思想が詰まっているのではと思うのです。
何が評価されるかわからないカオスな時代に、個性豊かなアーティストが自分の愛機を存分に振り回し、さまざまな趣向を凝らしながら客を喜ばせようと精を尽くす姿は、これまさに一座建立。
そんなアーティスト達が気持ちよくライブができるように、そして、それを観に来たお客さんが気持ちよく過ごせるようにライブハウスのスタッフ達が尽力するのも一座建立。
そのスタッフが気持ちよく働ける環境を作るのが、私にとっての一座建立。
そんなわけで、立場が違う者同士が共存共栄し、そこはかとない充実感をもたらしてくれる一座建立の精神を2022年のテーマとしてEN-LAB.はやっていきます。
今年も皆さんとお会いできる機会を楽しみにしています!
☆京都のライブハウスEN-LAB.スタッフブログ☆
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